我が家の塀には蔦が這っており、
樹齢(?)40年近くになると思われる蔦の元は、もはや木とも呼べる。
今は冬なので、蔓の様子が良く見える。
庭自体が自由奔放弱肉強食、手入れってナンスカ?な状況なので、
底力のあるその蔦は、塀と言わず木と言わず、地中も這ってそこかしこに蔓を伸ばしていた。
さながら地下鉄路線図の如し。


隣家にも庭があり、塀もある。
隣家の住人はとても温厚な方々なので、
枯れ葉が落ちようが駐車場を半年以上も無断借用していようが、
会えば笑顔で挨拶をして下さる。


そんなとても良い人達の家の塀に、
我が家の蔦がかなりの月日、お邪魔していたのを、
ようやっと今日気付いた。


植木バサミで元を切る。はがす。纏める。我が家の庭に放り込む。
痛いよねごめんね。
バリバリバリと彼らの長年の成果を一気に無に帰す。
2mくらいの物が取れたので、
思わず縄跳びをしてしまった。


ふと上を見上げると、木の上にも多種多様の枯蔓が冠の様に覆っている。
運動不足の昨今だったので、
エイヤと塀の上に上がり、撤去作業に着手。
気分は平均台。ガンバレ元体操部。
ガシガシはがし、我が家の庭に放り込む。
隣家にお詫びの品を持っていかないとならんなぁ。


ハサミを持ったついでに、自庭の木に這い上がってる蔦の元を切って回る。
蔦は何も悪くないんだけどね。ごめん。
更についでで紫陽花の剪定とかしちゃってみる。
もう春の準備が始まってる。