屋根で電気を作りましょう:前編

とはいってもDIYではない。

太陽光発電システムってのが有る。

日本エコシステム】屋根にソーラーパネルを乗せるヤツだ。


たまたま、エセヒキコモリ期の無茶が祟って、電気代が2万を越えるという、\(゜ ゜ )/な事態であった時、宣伝電話が来た。
「無料で査定」ってやつ。

我が家の屋根は南向き緩斜面の片面切妻で、日当たり良好。パネルを乗せるにはもってこいの形状。
ただし築が古いため、家自体と屋根の強度や原価償却の兼ね合いから、元が取れるかどうかがビミョウな状況。
プラマイゼロになる前に、家がつぶれかねないわけだ。
それに屋根は工業用スレート材で、ドリル穿孔には滅法弱いときている。


ざっと見て貰ったところ、30kg重分は乗るだろうと。イロイロ相殺して9000円程度の電気代値引きになるのではとの事。
工事等に家が耐えられるかどうかは、一週間後、再度の検査を待つことに。
値段はべらぼうに高い。設置費込みで2、300万だそうだ。(発売当初はもっと高かったそうな。量産体制が確立して、価格が安定してきたと。…そりゃそうだろ)


バイト先の人に聞いたりするに、「お得」かと言う見地なら、「良くてトントン」な程度らしい。
国からの設置に対する補助金も近々打ち切られるし、「そんなにメリットの有るものじゃない」ようだ。


でもまぁ、パネルが不要になったら譲渡も出来るらしいし、
未来の取り外し工事費分を、設置時に値引きしてくれるというし、
取り付けてみたいかも。


エコロジーがどうの、節約がどうのって話は、どうでもいい。
その手の数字マジックに興味は無い。


昔、親とソーラーパネルの話をしたとき、水を使うタイプは重量がありすぎて我が家は向かなかったってのが悔しくて、「自分の家で電気作るっていいなぁ」と漠然と憧れてた。
それだけの事。


営業の人は若いらしく、マニュアルの見せ方も、説明の仕方も律儀。私が興味を持つ分野がずれているらしく、たまに絶句したり、社に問い合わせたり、盛り上げようとする営業トークの腰を折られても急いで筋を立て直したりするのが誠実っぽくて微笑ましい。
過剰にこちらの言い分に同調しないのにも好感を持った。

太陽光で出来る電気は直流だから、
それを家庭内で使える交流に変換する機械が云々とか、
電力会社に売る分のメーターが一つ増えて二つ並ぶとか、
電気料金レシート(?)が2枚来るとか、
家の中に発電量がデジタル表示される器械が付くとか、
そんな話を聞いているとワクワクしてしまう。


「私は押しに弱いですからね。畳み掛けるなら今ですよ。日数が開いちゃうと飽きますから。電話の対応で機嫌が悪くても、気にしないで大丈夫です。」と言ったら笑っていた。
パンフとビデオと社長が作ったというPR冊子(カラープリンター・手折り・ホチキス留めの手製)をもらう。
みんなにバカにしてもらいに、ホームへ見せに持って行こうかな。


一遍が1時間足らずってのは使い勝手が良い。全編放送してもらえんかなぁ。
入居者には内容よりも勢いとテンポ重視。話題の発展性も期待できる。