法事主催放棄

3周忌ってのは死んで翌年だと職場の人が言った。そうだったっけ。
なら今年の春は父親の1周忌と母親の3周忌だと思っていた。
従兄に連絡したところ違うんじゃないかと。
どこかに情報があったと思うが見つけるのが面倒なので連年ならそれで良い。


法事をやりたくないので、お願いできないかと従兄に電話。
故人を偲ぶのは毎日のようにやってる。別に取り立てて会を催さなくても。
親戚が集まる良い機会なのは確かなんだが、だったら自分が主催者である必要は無いかなと。
従兄の母親は故人の姉だし、直系だから筋違いではない筈だ。


「そりゃぁ、他に誰も居なければ仕方ないけどよ」
「やりたくないんだよね。誰も居ないと一緒じゃん。手配はするからさ」
「ってことはお前は主席しないのか」
「しない」
「それは無いだろ」
「出たくない。親戚と会って父親の思い出話とかする気が無い」


まぁ、相談して又連絡するわ。と従兄。
よろしく頼む。


子供が自分ではなかったら、父親も母親ももっと幸せで、長生きできたと思う。
「あなたは何をしていたの」
「何故、支えてあげなかったの」
そんな空気に触れるのが嫌。
どこまで自分勝手にやれば気が済むのか。そう思われるなら思われていた方が、楽。