ハナひとこま

暖かい所探知機の猫ハナ。暖房も切れ寒くなった人間の寝床をさっさと見限り、日の差してきた二階へ移った模様。
おぉそれならばと自分もよっこら二階へあがる。なるほど暖かし。良いところへ来た外へ出せと念派を送ってきたのでベランダに出す。


ハナの縄張りはすこぶる狭い。窓を開けて放って置くと家の中にまで野良猫に入ってこられる始末。先日ソファーに長々と寝寛いでいた野良猫その一と目が合った時にはあちらも驚いたろうがこちらはもっと驚いた。
庭なんて言うに及ばず。飼い主に似て面倒くさがりなのかと思いきやそうではなく、ただ単に喧嘩に弱いだけらしい。
されど今日は勇姿を見た。
ベランダの端っこから日向ぼっこに来たらしい野良猫その二を追い落とし、地面まで追撃したのである。(でも門迄)
以前居た猫(サラミ)が、ベランダへの道である柿の木から落ち、死亡に到った過去があるため、その年齢に達したハナが落ちやしないかと少々心配。もう年なんだから勢いに任せての無理はしないでいただきたい。


しばらくして一仕事終えたハナが戻ってきた。
風も柔らかくすごしやすい気候だ。