女優さん

たまたま散歩中に行き会ったシャチョさんに、
「28日大丈夫だよね?」と事前情報のまるで無い、寝耳に水な話*1をされて行ったイベントでボランティアゲストとして出演してたのが

  • 女劇TOKYO23KU
    • ボラ活動を通じて女優の勉強をしている人達
    • “入り口”から入ると真っ白のページにしか行かれないのはこっちのプラウザの対応不足なんだろうか、それとも仕様なんだろうか。

の皆さん。


20人くらいの若い女の子達だし元気な体育会系ノリなので、やたらに目立つ。
揃いの白地に赤文字ツナギを着て赤い帽子被って*2、テキパキと設営を手伝ってるから、どっかの引越しセンターかなにかから頼まれたお手伝いな人達なのかと思ってた。
その内、ドリンク売り場の売り子さんを始めたので、それにしちゃぁ随分と贅沢な人数を使ってるなと思ったのさ。


このイベントはカラオケ好きな年配者が多く集う発表会なので、40代だって“若い”部類。30代なんて場違い的にも映るくらいだから、この集団はかなり異質。何をする人達なのかなぁといぶかしんでいたら、ミュージカルな舞台をするのだそうで。なんだそりゃ。あぁ、プログラムに名前が載ってるこれか。
へー、珍しいものが見られるぞラッキー。とワクワクしたさ。


28日は12箇所も頼まれたとかで、予想に反さずの人手不足。
歌以外はプリントしながらカメラも担当した。無茶させるよ全く。
器材はスタッフの私物なんで、
「女を扱うように優しく。優しくな」カメラにはダンスする時みたいに触れるんだよ」と念を押される。
はい。
同者のデジカメを壊した前科のあるワタクシです。
「ミュージカルだそうですよ」「カメラ*3とスチール*4、どっちやる?」
「・・・・カメラw」
だって被写体の動きがわかんなくて照明が暗い舞台は怖いもーん。それも人数めっさ多いし。


先方もビデオカメラを設置してたんで、担当の人と軽く打ち合わせ。
とはいえ、こっちも1カメだから大したことは出来ないんですけどね。
せめてさー、2カメは欲しいよ。撮っててもどかしいもんね。
これに関しては持ち主のスタッフが悪いんじゃなくて、シャチョさんに難ありなんですけども。


さて。舞台は元気に始まって。
観客席にもワラワラと出てきてお客に愛想振りまいてたりしてた。
「28日のイベントに出演させてもらえることになったけど、何やる?」な内容で。
こんなのどーぉ、あんなのどーぉ、って話し合ってる場面から、懐メロメドレーに移行して。選曲もかなり悩んだんじゃないかなぁ。客層は知らされていたとしてもさ。
歌そのものの巧拙には触れない事とします。てか、上手くなくて良いんじゃないかなと。カラオケのイベントだしね。(結局触れてますかそうですか)
歌ってる人の後ろのダンスはユニゾンだったり二極群舞だったり(正式名称知らない)と多様で、歌との相性や見た目の構成等がよく考えられてるなーと感じた。


「見てもらおう」よりも、「楽しんでもらおう」が前面に出ててね。
単なる「若い人達の自己満足的な(失礼)発表会」とは一線を画していた。
20分くらいの出し物だったけど活動内容の紹介も有ったから、「へー、こんな団体さんが居るのね」と興味を持った。
モー○。や往年のオニャン○なんちゃらの女優版。と言っちゃったらおそらく気を悪くされるだろうな。


小さなイベントに出入りする業者として、「ウレテナイヒトタチのドサ回り」を見慣れているんですけども、歌じゃなくて演技で活動してる人達を見るのは初めてだったんで新鮮だった。
ブログを拝見すると、イベントに対する意気込みや、東京23区に向ける愛着みたいなもんが垣間見られて、興味深かった。
こうやって皆さん「いつの日か」を夢見て頑張ってんだなーと。
一人一人が違う“区”の名前を芸名にしてるって着眼点はイイナと思った。贔屓もし易いしね。ってそれはちょっと違うのかしら。


出番が終わってからも、こちらの仕事の手伝いまでしてくれたり興味を持ってくれたりしてね、
「ウチのイベントに、この子達を呼びたいなー」と思ってくれる人が増えることを陰ながら祈っちゃいましたよ。
結成して2年集まって1年くらいって言ってたかな?まだまだこれから羽ばたけるよね。
今回の舞台を見た限りでは、個性満載!ってイメージは無かったけど、大所帯なんだから仕方ない。


出演するイベントの性質に応じて、舞台の内容も一から作っていくんだろうなぁと考えると、ボランティアでやってるって破格に凄いよね。


残念ながら、私は東京のイベントに行く機会少なくて、この人達と再会する事なんてもっと少ないだろうけど、「個人的に買いたいです」って写真買ってくれた人とか「欲しいです」って言ってくれた人とか、「お弁当買ってきます!」ってコンビニに走ってくれた人とか、担当責任者だったらしいお二人とか、サンプルビデオとして流させていただいてる映像をそのたびに見に来てくれた人達とか、「また会いたいなぁ。舞台を見てみたいなぁ」と久しぶりに意欲が持てた出会いでした。


ビデオ2回撮ったんだけど、個人的には両方をお譲りしたいくらい。てか、自分が内勤にも居た時だったらやっちゃったのになぁ。
だってさー、撮ったの私だもの。写真はプロのスタッフだけど、私は格が違うからね。残写真の見本を送ってもらえるように伝言したけど、手元にちゃんと届くだろうか。

*1:まぁいつものことなんですけど

*2:HP参照

*3:ビデオカメラの事

*4:デジカメの事